シリーズ重大災害の記録
擁壁補強工事中、6,600Vの高圧電線に接触
~4人が死傷した感電災害を追う~
東京都内のコンクリートブロック擁壁補強工事現場で、作業員5人が足場の作業床上で擁壁にミニアンカー(棒状の補強材)を挿入する作業を行っていたところ、ミニアンカーの後方先端部分が足場に近接する高圧電線(6,600V)に接触。感電により1人が死亡、3人が重軽傷を負った。 本件を受けて所轄労働基準監督署は、感電防止対策を講じなかったとして、工事の元請であるA社とA社の現場代理人T、2次下請で被災した全作業員が所属するC社とC社の代表取締役Uを、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検したと発表した。 本稿では、取材により明らかとなった災害発生原因の詳細とその対策を報告する。
News
- 当事者代表委員らが法改正に関し意見表明(◆第10回過労死等防止対策推進協議会)
- 一定条件満たす場所での溶接作業が可能に(◆厚労省・改正高圧則等が2月9日公布、同日施行に)
- 平成29年(1〜12月)死亡災害発生状況((厚生労働省・速報値))
特集インフォメーション
高気圧作業安全衛生規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令等の施行等について
■厚生労働省
連載安全衛生監督ファイル
第72回 酒造工場での爆発災害
連載なくせ労働災害!事故の型別防止対策
第3回 「激突され」災害の防止
連載使ってみよう!チェックリスト・様式集
チェックリスト・様式集②
連載安全衛生委員会の進め方
安全衛生委員会の適正かつ実効的な運営のために
第2回 安全衛生委員会の審議事項・進め方(その1)
解説・資料安全衛生ファイル
2018年1月の出来事
送検事例安衛法違反による送検事例
No.1016
ワイヤーロープの入れ替え作業中 作業員が歯車に巻き込まれ左足切断
労務相談室
- 安全管理ベルトコンベヤーのローラー部分に/覆いを設置すれば非常停止装置は不要か
- 安全管理はい作業主任者/どのような場合に選任したらよいか
- 安全管理解体用つかみ機の運転業務/どのような資格が必要か
【労働安全衛生広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。