解説・資料資料
鉄鋼業における経年設備に係る自主点検の分析結果
40年以上経過設備数と 労働災害件数に関係性あり
厚生労働省は、「鉄鋼業における経年設備に係る自主点検の分析結果」をまとめ公表した。この調査は、鉄鋼業における設備の点検中の事故など非定常作業を含む死亡災害が平成28年以降で6件発生し、そのうち、設備の老朽化を直接の原因とするものもあったことから実施したもの。本稿では、調査結果を抜粋し掲載する。 対象事業場と分析対象について 実施期間:平成28年2月~5月(報告6月15日) 対象事業場:製鉄、製鋼、圧延業に属する労働者数50人以上の事業場(205事業場) 有効回答数:157事業場(回収率76.6%) 分析対象設備:事業場内設置の設備・施設に付属する運転室、通路、昇降設備等のうち、 設置から30年以上経過したもので、地上から2m以上の位置に設置されているもの(回答があった設備の総数:5万3,189設備。一部、30年未満の設備も含まれる)
News
- 災害件数と設備経年数が比例(◆厚生労働省/関係団体に定期点検など促す)
- 42人が技能・安全を競う(◆(公社)ボイラ・クレーン安全協会)
- 労働局や災害防止団体などが合同パト(◆高知労働局、建災防高知県支部等)
- 安全体感教育施設を視察(◆(株)大林組大阪機械工場)
特集クローズアップ
クローズアップ労働局
治療と職業生活の両立支援で 管内の事業者を対象にセミナー開催
◆主催:愛知労働局、(独)労働者健康安全機構愛知産業保健総合支援センター、愛知県下各労働基準協会、後援:愛知・豊橋労働基準監督署
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特集特別企画
平成28年の「労災」を振り返る
過労死、過労自殺、和解で 1億円以上の高額判例が
連載ニュー5S分析事例検討
第1回 ニュー5Sとは何か
連載安全衛生監督ファイル
第60回 ワイヤロープが切断して被災
連載労働衛生ひとくちコラム
第10回 聞くとは?(ラインケアの二次予防)
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No.39
解説・資料安全衛生ファイル
2017年1月の出来事
送検事例安衛法違反による送検事例
No.999
作業員が屋根上で塗装作業中 塗装剤で足を滑らせ墜落、死亡
労務相談室
- 安全管理工場内の機械間の通路/法的な定めはあるのか
- 安全管理高所作業車の作業床に/作業員を乗せ走行するのは違法か
- 安全管理建設現場の協議会/開催頻度の目安は
- 安全管理貨物自動車の昇降設備/法的にどのような定めがあるのか
- 労災保険出社日前に担当業務の説明/採用内定者でも保険給付の対象となるか
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